テナントビルの契約者が名義貸しや転貸を行うと、オーナー様側に様々なトラブルやリスクが生じることがあります。
名義貸しや転貸は、オーナー様との賃貸借契約に反する行為であり、多くの契約では禁止されています。
したがって、適切な契約管理やコミュニケーション、監視の強化によって未然に防ぐことに努め、万が一発生した場合は迅速に対応を行い、法的リスクや損害を最小限に抑えることが重要となります。
契約者であるAは、テナントを無断で他の人物Bにサブリースしていた。Aは本来の賃料より高い金額で転貸することで差額を利益とし、転貸されたBは大掛かりな改装を行っていた。それを知ったビルオーナーは契約違反としてAとの契約を解除し法的手続きをとった。
C社の店長Dが管理責任者となり風俗営業許可を得ていたが、その後転職。新たに入社したEが店長を務めていたが無許可で風俗営業を行っていた。後に警察の摘発により違法だと発覚しE氏は警察から事情聴取を受けた。
ビルのワンフロアをレストランとしてFが契約していたが、レストランだけでは経営が苦しいのか深夜だけGに転貸し「ライブハウス」として無許可で営業していた。それを知ったビルオーナーは違法営業に関する損害賠償を求めるため法的措置を取った。
1.契約違反による法的問題
名義貸しや転貸は、オーナー様との賃貸借契約に反する行為であり、多くの契約では禁止されています。これにより、契約違反として契約解除や損害賠償請求の対象となる可能性があります。
2.賃料支払いのリスク
名義貸しや転貸は、賃料の支払いが不安定になる可能性があります。転貸者が賃料を支払わない場合、契約者が支払い責任を負いますが、支払い能力に問題があると賃料を回収できないリスクがあります。
3.物件の管理・保全の問題
名義貸しや転貸により、テナントが契約者以外の者によって使用されると、テナントビルの管理や保全が困難になります。無断で改装されたり契約に反する用途に使用されたりするリスクがあります。
4.ビル全体への信用リスク
名義貸しや転貸により、契約者以外の第三者が物件を使用することで、オーナー様が把握できないテナントが増えます。これにより、ゴミや騒音などビル全体の信頼性が下がってしまう可能性があります。
5.法的紛争と裁判リスク
万が一トラブルが発生した場合、契約者や転貸者との間で法的紛争や裁判に発展する可能性があります。これにより、オーナー様は法的コストや時間を要するリスクを負います。
違反時のペナルティを規定する
名義貸しや転貸に関する条項を明確にし、違反時のペナルティを規定に追記することで未然に防ぐことができます。またテナントとの定期的なコミュニケーションを図り、ビルの使用状況を把握します。
そうすることで名義貸しや転貸の兆候を早期に発見することにもなります。
名義貸しや転貸は、できるかぎりその事実を早期に発見し、契約者に対して速やかに契約違反の通知を行わなければいけません。
また、必要に応じて契約解除の手続きも進め強制退去の準備や、原状回復についての確認や発生した損害に対しての補償などの請求もあるため、リスクを最小限に抑えるには早期の発見が重要となります。
管理会社の立場である大鵬管財株式会社としては、24時間対応の連絡手段を確保。迅速かつ適切な対応を取ることでリスクを最小限に抑え、ビルの運営とオーナー様の利益を守ることに努めます。
大鵬管財株式会社では、ソシアルビルの専門的な管理を通じて、オーナー様の資産価値向上と効率的な運営をお手伝いしています。
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省エネ対策や効率的なメンテナンス計画により、無駄の排除とコストの最適化を目指し、オーナー様の収益性を高めます。
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常に変化する法規制に迅速に対応し、リスクを最小限に抑えるためのアドバイスと実行をお約束します。テナントの安全とオーナー様の資産保護に全力を尽くします。
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